昨日、VETから抗生物質の薬を貰ってきている。
朝と晩、1回一錠を6日間分である。
私はタブレット(錠剤)を猫にあげたことがない。
猫以外の動物にもあげたことがない。
なんとなく、難しいことは分かっている。
うまくできるか、とっても気が重かった・・・
友達に「オーナーとしての責任だよ」などと言われて、「しんじくんの為に、がんばらねば!」と思うのだが。。。。
そして今朝、初体験。
3回くらい失敗した。
もうしんじくんは私の前を通り過ぎるのに、思いっきりダッシュして駆け抜けていく。
やっぱりだめかも・・・・と思った時、前に買った猫のEncyclopedia(図鑑)に、タブレットのあげ方が載っていた事を思い出した。
さっそく、開いてみると、いろいろ書いてある・・・・
まず、「猫はピルを与えられるのは好きじゃない。食べ物の中にピルを混ぜて与えられるのも好きじゃない。」と書いてある。それは、私も同じだ。
「唯一の方法は直接口の中に入れること。」らしい・・・つまり無理やり口に入れるって事だ。
大切な事は、「スピードと自信を持ってやること」。つまり迷っていたらいけないのだ。
とりあえず、その後も長々と説明が写真付で載っているので、一通り読んでから、その通りにやってみた。
結果・・・・
再度のトライで、なんとか2回目で出来ました。
しんじくん、私初心者なの、へたくそでごめんね。でも許して。これもしんじくんの為・・・
私が、例えば病院で、看護婦に「私、初心者なの、うまく注射できなくてごめんなさい。」なんて言われたら「冗談じゃない!!!」って怒ってしまうけど、しんじくんはとても寛容であった。
さすがにキャットドアのロックをあけてあげたら、飛び出して行っちゃったけど・・・
そして今夜も、なんとか数回目で成功。
昨日のVETでのしんじくんもおとなしくしていてくれたが、ピルをあげるために、しんじくんの体をタオルでくるんで私のからだで押さえ込んでいる時でさえ、ほとんど抵抗をみせなかった。
かなりおとなしくしていてくれた。私を信頼してくれているのか、あきらめたのか、はたまたなにか魂胆があるのか・・・
しかし今回の経験で、しんじくんが、どれだけ忍耐強くて、寛容であるかがよーっく分かった。
そして、やっぱりしんじくんは頭がいいのだった・・・
なぜなら、口の中に入ったピルを飲み込まずに、ただじーっと私が手を離すまでひたすら動かずにいて、そして、私から逃れた瞬間に「ペッ」って吐き出したのだ。しんじくんが飲み込むまで、私もしんじくんの口を押さえて、じーっと待っているつもりだったのだが、「まだ口の中に入ってるかも」と思いつつも、私が根負けして手を離してしまったのだった。。。普通だったら、口の中に異物があれば、もがいて逃げようとするだろうし、すぐに吐き出したいと思うだろうに、しんじくんは、ただじーっと私の顔を見つめつつ、その機会を窺っているのである。なんてやつ・・・
はぁ~・・・しんじくんはいつも私の一枚上をいくのである・・・
明日こそ、一発で決めてやるぅうう!